あのままユフィルルが和解して温いけど一応のハッピーエンドの方向も探れたのにそれを良しとせず全部叩き壊したスタッフは純粋に凄いなと思いました。酷いけど凄い。展開に見てて心が痛いけど物凄く面白い。
ただやっぱりキャラクターのほうに入れ込んで見ている身としては悲しかったです。複雑…!
ルルーシュ
前半の「借り物の力に~」のくだりはもうホント皮肉で見返すのが辛い。ルルーシュも傲慢になってたんだろうなとか、それで足元見えてなかったところをユフィの言葉に気づかされたところでこの展開…。しかしユフィにボロボロ本音(「スザクを解任しろとか」)零れてるところは可愛かったです。そこでユフィを見ていれば、まだ…。沈黙。
久しぶりのリヴァルのサイドカーに喜んだところでシャーリーが不穏なままで悲しすぎる。ユフィとの繋がりを見たシャーリーからまたボロボロ零れていくんだろうか。ルルーシュはホント詰めが甘いって言うか…。見ててハラハラするけどそこが妙に人間っぽいなとも思う。
リヴァルは良い奴だなあ。
虐殺された人に縋りつかれて揺れているのにはさすがにちょっとイラっとしましたが(ショックだったのはわかる)その後に涙を流しながらも前を見て覚悟を決めたのが好きです。
しかしガウェインに乗って会場に現れたのには正直噴いた。あれ本人大真面目な分余計おかしい。誰か突っ込んでくれよ!カレンとかも出発する前に止めようぜ!仮面で虐殺部隊走り回ってるのもシュールな絵だった。
ユフィがルルーシュの言葉を全部冗談にしか思ってないところとか銃だされても平然としてる様子にユフィからの信頼っていうか、良い意味でも悪い意味でもユフィは本当に「ルルーシュ」しか見てないんだなと思いました。可愛かったけどね!こいつ何言ってんのかなーって素で思われてるルルーシュ。貴重。
そして「ナナリーのため」で妥協するルルーシュ。本当に病気か。
ここのユフィの言い分が一回見ただけではよく理解できませんでした。とりあえず、名誉も地位も全部捨てて大好きな人だけ取ったただのユフィ!勝ち組?
けどそれはちょっとずるいなとも思いました。まるっきり責任の放棄だし特区の立場も微妙になる。その上きっと地位を捨てても周りの人は完全にはそう扱わないだろうし結局その後の生活も保障されているわけで…。ううん。それを無邪気に言っちゃうのがユフィクオリティなのか。ちょっと好きだ。ルルーシュも毒気を抜かれた?
枢木は騎士として望まれていながら、18話(の「私が殿下を護ります→いいえあなたは本部を~)と言い今回(のゼロは大丈夫!)と言い肝心なときに主自身に傍に居ることを拒否されていて可哀想だなと思いました。けどもっとゼロを信用する根拠を問い詰めるべきだろ。ゼロを庇いあそこまで信用するユーフェミアに内部からの不審の声はないのかなー。
あと気になったのはユフィが皇位継承権を捨てたなら枢木の立場はどういったものになるんだろうってことでした。なんか傍に居るよ的な空気でしたが、そうなると枢木がゼロに啖呵切った、内部から変えてく計画はもういいんでしょうか。それともあれは別に、結果論良くない!っていう考えから来た売り言葉に買い言葉的な発言で改革云々は別にどうでもいいのか。というか枢木の死にたがりはもうお仕舞い?…認めない!
怖いのがユフィの「日本人虐殺ギアス」と枢木の「生きろ!ギアス」の衝突なんですが、正直そんな展開、……神だと思う。震える。もしそうなったらスタッフ凄すぎる。間違いなくドSだ。
・虐殺の命令に何の抵抗もなく従い、騎士のスザクまで消そうとしたブリタニア軍の兵士が特区に対するブリタニアの反応の縮図のようで生々しい。
・神楽耶がとても気になります。家柄だけといわれながらも黙らず怒鳴ったところがとてもいい。予告の笑顔は誰に向けてだろうか。
・驚いていたシュナ様と毅然としたネリ様。ブリタニア皇室の女は強いー。
予告のゼロ様にはどうしたのかと。
展開は凄く面白いんだけどやっぱキャラクターが好きでその幸せを願っている私としてはユフィルルの創る特区という平和も見てみたかったです。泣いてなんか、いない…!!